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「道理」 [日記・雑記]

さざえ.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<58>


一度成就したものは、
何時か又失敗するという事を
覚ったなら、成就するすることを
求める心はそれほど強く
ならないだろう。

成ることがあれば
敗れることがあり、
生があれば死があるのは、
人間の絶対に免れることの
出来ない運命である。

この道理を覚れば
無理をしないで、
天命を楽しむことが出来る。

合掌



「禍の本」 [日記・雑記]

鬼も福.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<57>


病気になって健康の有難さをしり、
乱世に遇って、
太平の世の幸福を思うのは
当然である。
幸せを求めるのが禍の本、
生を願うのが死の原因であることを
知る者は稀である。

人間の禍は自分だけが幸福に
なろうとする欲心から生じ、
また、無理にでも
生きたいと欲張って見て、
それが却って死を早める
原因だと知るのは、
それこそすぐれた見識と云うもの
であろう。

真の幸福は幸福を無理に求めず、
真の長生きは生に執着しないことで、
単なる長短ではない。

合掌



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「慈悲の心」 [日記・雑記]

koide050.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<56>


人に恩恵を施す者が、
自分の心の中で人に施した
などと考えず、又、誰それが自分の
恩恵を受けた等と考えなかったら、
僅か一升の米でも何千石という
多量の恵みに相当する。

何かの物を人に施す者が、
自分の施したのはこれだけだと
計算して、施した人からの
返報を求めたならば、
たとえ何百万円の大金でも
ほんの一文の値打ちもない。

真の施しは慈悲の心から出たもので
なければならない。
施したことに対して返報を
求めるようなのは商売根性で、
いくら多く施してもその価値は
なくなる。

合掌
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「性根」 [日記・雑記]

お多福と鬼.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<55>


自分が若し人に対して何か功労があったならば、
決してそれを念頭にかけてはならない。
しかし、人に対して犯した過失は決して
忘れてはならない。
若しまた、人が自分に恩恵を施してくれたなら
それを忘れてはいけない。
又、人に対する怨みはきっと忘れなければならない。

人間はとかく自分の功労は忘れないが、
過失は忘れやすいものだ。
又人から受けた恩義は忘れやすくて、
人から冷たくされた怨みは忘れないものだ。

こうした根性が改まらない限りは
真の平和も安楽もない。

合掌
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「生きて行く・・」 [日記・雑記]

yamamoto014.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<54>


よく治まった太平の時世に生きて行くには、
是非とも身を正しく持するがよく、
乱れれた時世にあっても、
自分の身の安全を計って、
角ばらず上手に生きて行くのが良く、
人道の衰えた末の世にあっては、
ある場合には方正に、ある場合には周囲と
うまく調子をあわせるというように、
両方を一緒に用いるのがよい。

又、人を取り扱うには、
善人に対しては寛大なのがよく、
悪人に対してはきびしいのがよく、
普通あたりまえの人に対しては
時には寛大、時には厳格というように、
その時その場合で、
上手にやって行くのがよい。

太平の世には何事も秩序立っているから、
それにそむかないように品行方正でないと
早速排斥される。

乱世の時には秩序も規律も方針もないから、
その場合、場合にうまく調子を合して行かないと、
とんでもないひどい目に合う。

こういうように時世に即応し、
人に対しても相手を良く見て上手に応対したら、
人から怨まれることも憎まれるない。
これが上手な世渡りの道である。

生ぬるいところはあるが、
安全は安全であろう。

合掌



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「人の幸福」 [日記・雑記]

森林浴.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<53>

人の幸福は何と言っても、
ごてごてとうるさい事の少ないことより
幸福なことはない。

又、禍は何と言っても、
心を多方面に使うことより大きな禍はない。
うるさい事の多いのに苦しんだ者が、
始めて事故の少ないことの
幸福を知り、又心の平静な者だけが、
心を使うことの多い事の禍であることを知っている。

自分の家族のことだけで、
人間は相当多事で
心を煩わされることが多いのに、
親戚、友人、隣近所、勤務先のこと等と、
毎日毎日多くのことにかかわるくらい、
面倒でうるさいことはない。

事少なく心の平静なくらい、
のびのびとするものはない。

合掌
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「功・過・怨」 [日記・雑記]

hanamura006.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<52>


自分がもし人に対して何か功労が
あったならば、決してそれを念頭に
かけてはならない。
しかし、人に対して犯した過失は
決して忘れてはならない。
もし又、人が自分に恩恵を
施してくれたなら
それを忘れてはいけない。
又、人に対する怨みは
きっと忘れなければならない。

人間はとかく自分の
功労は忘れないが、
過失は忘れやすいものだ。
又、人から受けた恩義は
忘れやすくて、
人から冷たくされた怨みは容易に
忘れないもの。

こうした根性が改まらない限りは
真の安楽も平和もない。

合掌



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「一身の心構え」 [日記・雑記]

にんじん2.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<51>


「一身の心構え」

自分の一身の心構えをするには、
世間一般の人よりも一歩高い所に
立たないと、ちょうど
塵の中で着物を振るい、
泥の中で足を洗いすすぐように
少しもきれいにならないばかりか、
何時しか汚れに染まって、
どうしてそれを脱し離れて
高い所に達することが出来よう。

しかし、人中に出て世渡りするには、
それと反対に世人よりも一歩退いて、
控えめにしていなければ、
ちょうど”蛾”が火の中に
飛び込んで死に、雄羊が垣根に
角を引きかけて、進むことも退くことも
出来ないように、どうして安楽に
暮らして行くことが出来よう。

心は高尚に、世渡りは控えめにせよ・・
と言うのである。
世間の凡俗に堕して、下種卑劣に
成ってはならぬ。
心だけはしっかりと
高く持していなければ
ならない。しかし、そうかといって、
人中に出て世渡りして行くには、
あまりお高くとまって
倣慢に構えていたら、
世人から非難されるばかりだ。
人に一歩譲って、控えめ、
低目にしておれば危険が少ない。

合掌
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「偏見」 [日記・雑記]

美人だってアラうれしい.jpg

子供達に伝えたいこと・・!<50>


人間の感情としては鶯の声を聴くと喜び、
蛙の鳴くのを聞くと厭に思う。
花を見るとこれを養い育てようと思い、
草を見るとこれを抜き取ろうと思う。

しかし、これはただ外面の形だけを見て
物事を判断したのである。

若し自然の本性の上から見たならば、
どんなものでもおのずからその自然の働きから
出ない声ははなく、又おのずからその発育する気を
伸ばさないものはない。

人間はとかく耳に快く、
目に美しいものだけを愛し好む。

しかし天地間の一切の事物は美醜の別なく、
自然のままの生命を発揮していないものはない。

美醜の差別は人間を偏見に過ぎない。

合掌
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「極意とは・・」 [日記・雑記]

いも.gif

子供達に伝えたいこと・・!<49>


禅の極意を説いたものに、
「腹が減ったら飯を食べ、
疲れてくると眠る」と
言ってあり、詩の主旨を論じたものに、
「目の前の景色がそのまま詩となり、
口先に浮かぶ言葉がそのまま詩である」と
言ってある。

思うに極めて高遠なものは
極めて平易なものに宿り、
至ってむつかしいものは
至って易しいものから出る。

わざと技巧を加えたものは
却って自然の真に遠ざかり、
わざわざそうしようという心がなくて
自然に作られたものは
自然の真実に近い。

腹が減ったら食べ、
疲れたら眠ると言うのは、
いかにも当たり前の
平凡なことのようであるが、
世の中は腹が減っても
食べたくないように装い、
疲れてもちっとも眠くないように
見せかける虚偽が多い。

自然のままほど純真なものはない。
しかし、人間はその何でもない、
自然のままが中々むつかしい。
気取ってみたり、小細工を施したり、
虚飾と欺瞞が多い。
禅の極意も、詩の極意も、
結局自然以外にはない。

合掌
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