「生きて行く・・」 [日記・雑記]
子供達に伝えたいこと・・!<54>
よく治まった太平の時世に生きて行くには、
是非とも身を正しく持するがよく、
乱れれた時世にあっても、
自分の身の安全を計って、
角ばらず上手に生きて行くのが良く、
人道の衰えた末の世にあっては、
ある場合には方正に、ある場合には周囲と
うまく調子をあわせるというように、
両方を一緒に用いるのがよい。
又、人を取り扱うには、
善人に対しては寛大なのがよく、
悪人に対してはきびしいのがよく、
普通あたりまえの人に対しては
時には寛大、時には厳格というように、
その時その場合で、
上手にやって行くのがよい。
太平の世には何事も秩序立っているから、
それにそむかないように品行方正でないと
早速排斥される。
乱世の時には秩序も規律も方針もないから、
その場合、場合にうまく調子を合して行かないと、
とんでもないひどい目に合う。
こういうように時世に即応し、
人に対しても相手を良く見て上手に応対したら、
人から怨まれることも憎まれるない。
これが上手な世渡りの道である。
生ぬるいところはあるが、
安全は安全であろう。
合掌
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