「公私のけじめ」 [日記・雑記]
子供達に伝えたいこと・・!<44>
高位、官職に在る間は、
手紙一通書くにも規律があって、
一言一句かりそめにしてはならない。
そして、
容易に自分の本心を人に
悟られないようにして、
自分を利用して万一の
仕合わせを求める人に
つけ込まれないようにすることが
大切である。
けれども職が解け、官をやめ、
郷里に引退している時には、
あまり高ぶって偉そうにしては
ならない。
誰にでも自分の気持ちが
分かるようにして、
郷人との昔からの交際を
厚くしなければならない。
同一人でも公私によって
身のもち方を異にする。
決して混同してはならない。
公職を私生活に持ち込んではならない。
会社の封筒や便箋を
個人のことに使うのはよくない。
しかし一旦職を、官を退いて
野に下ったならば、
昔の”役人風”を吹かして
高く構えてはならない。
郷人の一人として心打解けて
交わるべきである。
合掌
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